MIRAINA(ミライナ)は中小企業のAI導入を支援します
n8nを用いた『マーケティングのLP最適化(LPO)分析』システムを導入
〜100件以上のLP分析(要素抽出)を自動化・70時間以上の業務時間削減に成功〜
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n8n × ChatGPT でLP最適化(LPO)分析のための要素抽出作業を自動化
この度、株式会社たなぼた様へ、n8n × ChatGPT によるLP最適化(LPO)分析のための要素抽出自動化システムを導入いたしました。
株式会社たなぼた様について
- 業種:スクール事業・マーケティング事業等
- 今回自動化ツールを導入した部門:マーケティング部門

導入背景
貴社では、マーケティングのLP最適化(LPO)分析のための要素抽出作業を手動で行っていました。
しかし、抽出する要素は9項目もあり、1つ1つのLPに手動で目を通して分析していくには作業量が膨大で、手間がかかります。
さらに、導入前の時点で分析対象となるLPを100件以上抱えており、今後の要素抽出にも膨大な時間が割かれることが予想されたため、自動化ツールを導入することにしました。
また、今後貴社内で他業務の業務効率化や内製化、ChatGPTを始めとした生成AIとの連携を進めていくために、非エンジニアでも扱いやすいノーコードツールの導入を検討しており、今回 n8nによる『LP要素抽出作業自動化ツール』を導入するという方針に決定しました。
自動化ワークフローについて
今回導入した自動化ツールでは、まずGoogleスプレッドシートに保存されたLPのURLをn8n側で読み込みます。その後LPのHTMLコードを取得し、そのHTMLコードをChatGPTに入力することで、そのLPの要素抽出を自動化するという仕組みとなっています。
具体的には、以下のようなワークフローを設定しました。
- 1. GoogleスプレッドシートからLPのURLを取得
- 2. HTTPリクエストでURLのHTMLコードを取得
- 3. LP内に存在する画像を取得し、画像解析や文字起こしを行う
- 4. 解析結果から個々の抽出対象要素を取得
- 5. 画像解析結果と取得したHTMLコードをChatGPTに入力し、分析対象9項目を抽出(下図データ分析1を参照)
- 6. 抽出した結果をスプレッドシートに保存
- 7. エラーが発生した場合、スプレッドシートにエラーログ(エラー発生時刻 / エラー詳細/ エラー発生対象LPリンク)を保存
- 8. 正常に要素抽出が行われたURLには、スプレッドシートに「要素抽出完了」というフラグを立てる
- 9. 次に抽出された各項目ごとに、ChatGPTにその項目の差分分析を実施(下図データ分析2を参照)
- 10. 差分分析の結果をスプレッドシートに保存

自動化による効果
自動化により、以下のような効果が得られました。
- ・既存業務の約70時間の作業時間の削減
- ・LP1件あたり約40分以上の作業時間を削減
業務効率化で創出した70時間で別業務に取り組むことで、さらなる利益創出や見込み顧客への接触回数の増加、マーケティング業務における分析の高度化なども実現します。
その他 マーケティング × n8nの活用事例
n8n と マーケティング を連携したそのほかの活用事例を紹介します。
活用事例1:n8n × Webフォーム × Gmailで一次応答を5分以内に
フォームからのお問い合わせを受信したら、フォームのメールアドレスからドメインを元にChatGPTで相手の企業情報を取得。次に、その情報を参考に最適な一次返信を自動作成・送付。予約リンクや資料添付まで自動化し、初動対応の速度と体験を両立します。
- 1. Webhookでフォーム送信を受信し、メールアドレスのドメインからChatGPTが相手の企業情報を収集
- 2. AIエージェントの判断でCalendly/Googleカレンダーの予約リンクや資料PDFを自動挿入
- 3. パーソナライズした一次返信をGmailで送信
- 4. 一次返信が完了したことを担当者のSlackへ通知し、対応ステータスをスプレッドシートへ記録

活用事例2:n8n × クロールで競合の更新点を差分抽出&示唆通知
競合サイトや価格表、LPの見出しを定期取得し、差分を抽出。要点サマリーと改善示唆をSlackに配信して、打ち手までのリードタイムを短縮します。
- 1. RSS/サイト/価格ページを定期クロールし、HTML→テキストを正規化
- 2. 直近との差分(価格/機能/訴求文/FAQ)を抽出
- 3. 要点サマリーと示唆(自社LP/広告での活用案)を自動生成
- 4. Slackで通知し、必要に応じてBacklog/Jiraへチケット自動起票

活用事例3:n8nで“SEO対策記事”を自動生成
ターゲットキーワードと検索意図を入力すると、競合見出しとユーザー課題を踏まえた構成案→本文下書き→CMS下書き投稿まで自動化。編集者は最終品質の担保に集中できます。
- 1. キーワード/検索意図/ペルソナをCSVまたはフォームで投入
- 2. 競合上位の見出し・FAQ・共起語を収集し、構成案を自動生成
- 3. 本文下書き(E-E-A-T観点の注意書き/出典リンクプレースホルダ付き)を作成
- 4. CMS(WordPress/Headless)に下書き投稿し、編集チェックをSlackで促進
